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中陰忌日早見表
法事の意義
法事とは、もともと佛法の行事という意味でしたが、いまでは、故人の供養(追善供養)を行うことを法事と呼ぶようになりました。追善供養のほかに追善回向とか追善法要とも言いますが、追善とは「追福修善」といい、亡くなった方のため生きている私たちが善い行いをして、その功徳によって亡くなった方の徳が増すようにと念ずることをいいます。
追善回向というと、一般的にはあの世で迷い苦しんでいる先祖の霊を成仏させるためと捉えられてますが、念佛を唱えているひとは必ず阿弥陀佛のお迎えを受けて極楽浄土へ往生するわけですから、浄土宗の法事は世間一般で言われているような意味合いとは異なります。
故人の善き行いを偲ぶとともに、自分自身もそうした善い行いを求めようと思い、さらには、それを契機に念佛の教えに合わせていただくのが、法事を営む意義なのです。
年忌法要
年回法要は年忌法要とも言い、年を追って営む追善法要のことです。
年忌の数え方は亡くなった日から満一年目が一周忌、一周忌の翌年つまり満二年目が三回忌、七回忌は満六年目ということになります。以後の年回は十七回忌、二十五回忌、三十三回忌、五十回忌となり、五十回忌以降は五十年ごとに法要をつとめます。
難しい修行・研究を行わずとも仏の救いに触れられます
仏の教えに従って行などを行うことで得られる恩恵のことを「ご利益」と言いますが、法然上人は諸行で得られる利益よりも、「お念仏」で得られる利益の方が大きいと説いています。また現益は、生の世界で受ける現世利益(現益)と亡くなった後の世界で受ける利益(当益)に分けて説明されますが、法然上人の教えでは、亡くなった後に「西方極楽浄土」に往生することを当益とし、この世で「お念仏」を唱えることで得られる滅罪・護念・見仏などを現益としています。
一見、一般人では手が届かない高尚な教えと囚われがちな仏の教えも、法然上人からお伝えいただいた「お念仏」の教えに触れれば、難しい修行・研究を行わずとも、謙虚で素直な想いさえあればその尊い世界に触れられます。今後も檀家の皆様に仏の救いをお伝えしてまいります。
中陰忌日早見表
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